「位相差顕微鏡」で歯周病菌の数や種類をお調べします
皆さんこんにちは。
ひょうたん山歯科です。
当院では、「位相差顕微鏡(いそうさけんびきょう)」という装置を使って、患者さまのお口の中の状況を徹底的に調べる取り組みを行っております。
今回はそんな位相差顕微鏡を活用した歯周病治療について詳しく解説します。
顕微鏡というのは、医療の現場でもよく使われる装置で、最もわかりやすいのが病理検査ですね。
患者さまの体から組織や細胞を採取して、その状態を観察することで病気の有無や進行度を判定します。
その際、検体となる細胞や組織は固定や染色などの処置が施されることから、生きたままの状態で観察することは困難です。
一方、位相差顕微鏡であれば、検体に対して固定や染色を行う必要がないことから、生きたままの状態で観察することができるのです。
位相差顕微鏡を用いて、患者さまのお口の中に生息する歯周病菌の数や種類などを調べることで、どんな薬剤が効きやすいのかがわかります。
また、お口の中の衛生状態も把握できることから、有効な治療法を選択する上での重要な情報ともなり得るのです。
位相差顕微鏡による観察は、ご希望があれば患者さまご自身にも行っていただけます。
治療が進んでいく中で歯周病菌の数も減少していく経過を視覚的に確認することが可能です。
これは歯周病治療を継続していくモチベーションにもつながっていきます。
ちなみに、当院の位相差顕微鏡は完全個室のカウンセリングルームに設置しておりますので、他の方に見られるということはございません。
このように、当院の歯周病治療では位相差顕微鏡という少し特殊な装置を使っております。
患者さまの口腔内の状態を正確に把握することで、より精度の高い歯周病治療を施すことが可能となります。
そんな精密な歯周病治療をお望みであれば、ぜひ当院までご相談ください。